心配性は一つの個性だ
極度な心配性だからこそ、気にしすぎて今していることに集中できなかったり、せっかちであったり…。
時には人を困らせたり、怒らせたりすることもあるでしょう。
心配性な人の個性を事例から見てみましょう。
心配性な人あるある
①出かける時
心配性な人にとって出かける時はかなり神経を尖らせます。なんども家の鍵がかかっているかを確認したり、ストーブやエアコンなどの電源がついていないかを確認したり…。
心配性だからこそ、「もしも鍵がちゃんとかかってなかったら」「もしも電源を切り忘れたら」と気にしだして、出かける時は確認しないと気が済まないのです。
②ドライブ中
皆さんはドライブ中に車のガソリンが少なくなって、給油マークが点灯した時、どうしますか。すぐに給油に向かう人、近くにガソリンスタンドがないし、まだしばらく走れるだろうから焦らない人など様々な人がいるでしょう。
しかし、心配性だと給油マークがついた途端、「車が道端で止まったらどうしよう」と考えてすぐに給油をしたいと考え、行動します。また、中には給油マークが点灯するのを恐れてこまめに給油をする人もいます。
③人との待ち合わせや公共交通機関乗車時などの時間が決まっている場合
よく小学校などでは5分前行動が言われます。時間に厳しい日本では1分でも電車が遅れれば、遅延のアナウンスと謝罪のアナウンスが流れます。
心配性の人は人との待ち合わせやバスや電車等に乗車する時、待ち合わせ場所や停留所・駅等に5分前よりもっと早めに着きがちです。これは、「もし目的地(待ち合わせ場所や停留所・駅等)に向かう途中で不慮の事故(忘れ物とか)が起こったら」とか、「もし遅刻したら」といった先々のことをよんで行動しているためです。
ここまで3つの事例で心配性な人の特性を見てきました。
心配性であると、早め早めの行動をとりがちなため他の人から見るとせっかちだと感じる部分があるかもしれません。また、外出時の入念なチェックなどは気にしすぎだと思う人も多いでしょう。
しかし、これは全て先々を読んだ行動であり、一つの個性です。先々を読んだ行動というのは、将来に対する危機管理能力が高いとも言えるでしょう。
心配性な人と関わる場合はこの個性を知った上で人間関係を築くと見方が変わるのではないでしょうか。