本当にいいのか?テレワーク

 新型コロナウイルスの流行に伴い、テレワークが企業で促進されている。

家で仕事をする人やサテライトオフィス等を利用して仕事をする人も多くなってきている。

 

 テレワークは新型コロナウイルスの流行に対する措置としてはプラスの効果があるだろう。また、テレワークを通して、郊外に住む人が増えたり、地方に移住する人が増えたりといった状況も見られ、東京一極集中が緩和するのではないかとの見方もある。

 

 しかし、ある調査によると、職場で仕事をしている時と比べて職場外(家やサテライトオフィス等)で仕事をしている時の方が仕事をする能力が低下するという結果が見られた。この結果からは、テレワークを促進すると、本来よりも業務が効率的にこなせないといった問題が垣間見える。

 

なぜテレワークでは職場で仕事をするよりも業務を効率的にこなせないのか?

 

 これには緊張感の薄れが関与しているように感じる。

 一つの例として、家で仕事をする場合を考えてみよう。自分の家では多くの人がリラックスできるはずだ。そして、自分自身が好きな物(たとえばゲームだとかお菓子だとか)が手の届く範囲にある。そのため、そういったものに目がいってしまい、集中が損なわれると考えられる。また、家だと、他に仕事をしている同僚がいない環境、つまり一緒に切磋琢磨する仲間がいない状況なため、気が緩みがちになるとも考えられる。こういった点で能力を存分に発揮する上ではある程度緊張感がある状態がいいといえるだろう。

 

 こういった問題に対して企業は従業員が仕事をしているかどうかを監視するようなシステムの導入を始めている。しかし、これは従業員のプライバシーが侵害されるとの見方もでき、どこまで監視をするのが妥当かを判断するのが難しい。

 

 「効率よく業務をすること」これがテレワークではなかなか難しい課題である。

心配性は一つの個性だ

極度な心配性だからこそ、気にしすぎて今していることに集中できなかったり、せっかちであったり…。

時には人を困らせたり、怒らせたりすることもあるでしょう。

心配性な人の個性を事例から見てみましょう。

 

心配性な人あるある

①出かける時

 心配性な人にとって出かける時はかなり神経を尖らせます。なんども家の鍵がかかっているかを確認したり、ストーブやエアコンなどの電源がついていないかを確認したり…。

心配性だからこそ、「もしも鍵がちゃんとかかってなかったら」「もしも電源を切り忘れたら」と気にしだして、出かける時は確認しないと気が済まないのです。

 

②ドライブ中

 皆さんはドライブ中に車のガソリンが少なくなって、給油マークが点灯した時、どうしますか。すぐに給油に向かう人、近くにガソリンスタンドがないし、まだしばらく走れるだろうから焦らない人など様々な人がいるでしょう。

しかし、心配性だと給油マークがついた途端、「車が道端で止まったらどうしよう」と考えてすぐに給油をしたいと考え、行動します。また、中には給油マークが点灯するのを恐れてこまめに給油をする人もいます。

 

③人との待ち合わせや公共交通機関乗車時などの時間が決まっている場合

 よく小学校などでは5分前行動が言われます。時間に厳しい日本では1分でも電車が遅れれば、遅延のアナウンスと謝罪のアナウンスが流れます。

心配性の人は人との待ち合わせやバスや電車等に乗車する時、待ち合わせ場所や停留所・駅等に5分前よりもっと早めに着きがちです。これは、「もし目的地(待ち合わせ場所や停留所・駅等)に向かう途中で不慮の事故(忘れ物とか)が起こったら」とか、「もし遅刻したら」といった先々のことをよんで行動しているためです。

 

ここまで3つの事例で心配性な人の特性を見てきました。

心配性であると、早め早めの行動をとりがちなため他の人から見るとせっかちだと感じる部分があるかもしれません。また、外出時の入念なチェックなどは気にしすぎだと思う人も多いでしょう。

 

しかし、これは全て先々を読んだ行動であり、一つの個性です。先々を読んだ行動というのは、将来に対する危機管理能力が高いとも言えるでしょう。

心配性な人と関わる場合はこの個性を知った上で人間関係を築くと見方が変わるのではないでしょうか。